ゴミ屋敷とは?発生の原因や解決方法

「なぜゴミ屋敷になってしまうの?」
「近所にゴミ屋敷があって困っている」
「ゴミ屋敷の処分を業者に依頼しようと考えている」
ゴミが屋内や敷地内に積み上げられ放置されるゴミ屋敷は、見た目のインパクトもさることながら衛生的に問題です。
発生に至るケースは様々ですが、割りと珍しくないのは居住者自身が溜め込むケースで、回収処分に出さずに溜め込む一方という事例が少なくないです。
【関連PR】当社では年間7,000件以上のゴミ屋敷のお部屋をクリーニングしておりますので、どんな状況でも柔軟にご丁寧にご対応させて頂きます。
→ゴミ屋敷片付け格安のお部屋片付け日本一
こちらもおすすめ
目次
ゴミ屋敷になる理由
理由は人によりますが、例えばゴミを回収に出すのが面倒で、その繰り返しの結果屋敷化する場合もあります。
つまり、ゴミの処分をしなかった結果がゴミ屋敷ですから、特にゴミを溜める理由がなくても切っ掛けさえあればどこでも発生する可能性があるわけです。
本人が自覚しているかどうかはケースバイケースですが、精神的な疾患が切っ掛けとなり、ゴミを溜め込むようになる人もいます。
これはゴミに囲まれていると安心できるというものから、捨てるのが勿体ないという性分が執念のようなものに変わり、ゴミに執着して捨てなくなるケースもあります。
いずれにしても、周りから見ると異様なのは間違いないですし、やはりゴミを溜め込む本人に何らかの問題があると考えるのが自然です。
本人に問題があるのと自覚があるのは別
ただ、本人に問題があるのと自覚があるのは別で、自覚がなくて問題がないと感じている人がいるのも確かです。
こういう罪悪感のない人が居住しているゴミ屋敷は、交渉が難しくて改善を図る難易度が高いといえます。
例え本人にゴミの処分を訴え掛けても、何が問題なのかと考える人には響きませんし、自ら処分しようとする理由がないので動かないです。
その為、客観的に溜め込んだゴミがどういった影響を与えているのか、何に問題があって解決すべきかを根気良く説明したり納得させる必要があります。
臭いや景観は近隣住民や地域に影響を与える問題で、説得材料にはなりますが、しかし本人に納得してもらえるかどうかは難しいところです。
他人目線で想像力を働かせて事実を客観的に把握するのが難しい
精神的に何らかの異常があって溜め込んでいる人は、他人の目線で物事を見るという視点に欠けることが多いです。
他人目線で想像力を働かせて事実を客観的に把握するのが難しいともいえるので、本人の想像力任せということもあって、説得が上手くいくケースは限られます。
自治体が問題だと判断して強制的にゴミを処分する行政代執行がありますが、これは速やかに問題を解決しなければいけない事態に限られます。
具体的には悪臭が許容できないくらいに強くなり、周辺環境一体に悪影響を及ぼしていたり、害虫や害獣が発生して地域全体の問題になっているなどです。
他にもゴミの山が高くて今にも崩れそうだったり、不法投棄のような犯罪を呼び込む恐れがある場合です。
行政代執行ができないケース
建物が古くて火災が発生したり、火がゴミに燃え移って大きな火事になるリスクがある、そういう判断が下された場合も行政代執行の実現に繋がります。
ただし、ゴミが窓の外から見える程度で建物から溢れ出ていなかったり、景観への影響は気になるものの、問題解決に急を要するケースでなければ難しいです。
行政代執行は文字通り行政、つまり自治体を動かす必要があるので、近隣住民の苦情や相談などが殺到しなければ、自治体に行政代執行を決断させるのは困難となります。
自治体に行政代執行をしてもらいたいと考える場合はまず、地域の人達に問題を認識してもらい、一人ひとりに働き掛けて自治体に苦情を入れてもらう必要があるでしょう。
ゴミ屋敷の問題は自治体を巻き込まず地域で解決するのが一番
ゴミ屋敷の問題は自治体を巻き込まず地域で解決するのが一番なので、最初から行政代執行をあてにするのではなく、まずは住民にコンタクトを取り問題の認識や解決に働き掛けるべきです。
行政代執行は、それを受ける本人にとって大きな負担となりますし、何より地域における近隣住民との関係悪化に至る恐れがあります。
本人に精神的な問題がある場合でも、強制的にゴミの処分を行う行政代執行はある意味で残酷ですから、仕方がないにしても最終的な方法として他のやり方から試すことをおすすめします。
ゴミ屋敷の問題が理解できて素直に受け入れられる人だと、案外簡単に説得できて自分からゴミの処分や問題の解決に動き出そうとするものです。
ゴミ屋敷の住人に対しての接し方で大切なこと
ゴミ屋敷の住人は変わり者で周りの人の言葉に耳を傾けない、そういった決めつけや思い込みがあると、簡単に解決する問題も解決しにくくなります。
大切なのは何が溜め込む切っ掛けになっているのか、それを知る為の話し合いの場を設けたり、耳を傾けて受け入れる姿勢です。
そこからどうやって解決していくか、信頼関係を築きながら話し合いを続けて解決を図るのが望ましいです。
ゴミの回収処分自体は業者に任せれば簡易的な清掃を含めてやってくれますし、近隣住民が協力的な姿勢を見せるなら、一緒になって綺麗にすることもできます。
決断して行動に移せば問題解決はそれほど難しくないですから、そこに至るまでの話し合いに、問題を解決する重要な鍵があるといえるでしょう。
まとめ
住人が家族の言葉にすら耳を貸さない頑なな態度を取ってしまうと説得が難しくなるので、態度の軟化を目標にしつつ、態度を硬化させない注意深い接触と信頼関係の構築が大事です。
最終更新日 2025年7月2日 by chaco2