基本となる犬の飼育方法を神澤さんに聞いてみる

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初めて犬を飼うというご家庭の場合、ペットが快適に暮らしやすいように自宅環境を整えておくことが飼育の基本となります。
多くのご家庭では室内飼いすることが多いので、必要最低限の準備としてケージもしくはサークル、食器とトイレを必ず用意しましょう。

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ペットの飼育に欠かせないもの

ペットの飼育に欠かせないものは、基本となるケージやサークル、食器や水用トレー、トイレに加えて外出する際にペットを入れて持ち運べるような専用のキャリーバッグや、散歩の時に必要となる首輪やリード、室内でのストレス発散に必要となるおもちゃや毎日のお手入れに欠かせないブラシ、口内ケア用のアイテムなども準備しておけば問題はありません。
新しくペットを自宅に迎え入れたら、多くの飼い主さんが可愛くてたくさん相手をしたくなりますが、慣れない環境に一人ぼっちで移った状態なので思った以上に疲れやストレスが溜まっている状態です。
免疫力が低下して体調を崩す原因になるといけないので、迎え入れた当日から数日間はケージやサークルに作った寝床でしっかり休ませて、疲労を回復させてあげることが大切だと神澤光朗氏は強調しています。

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トイレトレーニング

犬の飼育方法でまず最初に飼い主がペットに教えなければいけないしつけの1つが「トイレトレーニング」です。
このトレーニングは自宅にペットを迎えた当日から実際に始めることが可能で、何通りかの方法があります。
ポピュラーだと言われている方法では飼い犬が排泄をするタイミングである寝起き直後と食後、運動後を注意深く観察しておき、トイレの仕草を感じた時にすぐに部屋に準備しておいたトイレの場所に連れていってあげることを繰り返すだけです。
慣れないうちは失敗して室内を汚してしまうことも少なくありませんが、大切なのはトイレに成功したらしっかり褒めてあげ、失敗しても叱らない態度が大切になります。
もしトイレに失敗してキツく叱ってしまうと、ペットはかまってもらえると勘違いをしていつまでも正しい場所でトイレをしようとしなくなってしまうので、根気よくトレーニングを続けるようにしましょう。

ペットの健康に欠かせないフードについて

そしてペットの健康に欠かせないフードですが、新しい環境になれるまではペットショップやブリーダーさんがあげていたものを与えることが大切です。
いきなり新しいフードに切り替えてしまうと、新しい環境に慣れない状態で食欲が落ちてしまっている状態で、さらなるストレスを与える原因になります。
食事をとらなくなってしまうのはできるだけ避けたいので、自宅に連れてくる前にペットショップやブリーダーさんに何を普段あげていたのかを確認して、しばらくはそれを与えるようにします。
自宅の環境に慣れてきてリラックスするようになってきなと感じたら、徐々に年齢に応じたフードやおやつに切り替えていくとスムーズです。
また餌やりは同じ時間帯かつ同じ場所を選んで与えることが大切で、毎日決まったサイクルを作ってあげることでペットの健康状態を安定させることができます。
もし子犬に餌を与えるのなら、成犬に比べて消化力が弱いため最初のうちはドライフードのままで与えるよりも、水を入れてふやかしてから与えると良いでしょう。
さらに低血糖になりやすいことも多く、身体が小さいうちはフードを1日に3~4回を分けて与えていき、成長につれて回数を減らすことがポイントです。
成長して大きな体格になれば朝と晩の2回に切り替えていくことおおすすめします。
餌は基本的に市販されているフードを購入して与えればいいですが、ご家庭によっては食材を使用してオリジナルのフードを用意するという場合も少なくありません。
ただし与えてはいけない食材も多く、ネギ類やニラ、香辛料やチョコレート、ぶどうやアボガド、ビールなどのアルコール類は避けましょう。
特に小さい時に与えると要注意だといわれている食材として、牛乳やヨーグルトなどの乳製品やエビやカニといった生の甲殻類、イカや貝類、ナッツ類や鶏の骨、生卵に生野菜は与えないようにすることが大切です。

予防接種

飼い主がペットを迎えて行わなければいけないことの一つに予防接種があります。
その中でも狂犬病予防は必ず行わなければいけないので、まずはお住まいの自治体への登録に加えて年に1回の予防接種を行うことが法律で義務とされています。
この予防接種は4~6月の間に、普段利用している動物病院もしくは自治体が行っている集団接種で受けるようにしましょう。
他にも任意となりますが混合ワクチンの接種を行うことが望ましいです。
この予防接種をすませていないとトリミングやペットホテル、ドッグランなど様々な施設が利用することができないため、動物病院に相談をすることがおすすめです。

まとめ

そしてペットの健康状態を知るためにも、小さなうちからスキンシップやブラッシングを行うようにして慣れさせることが大切になります。
特にブラッシングやコーミングといったグルーミングは、毛並みをきれいに整えるだけではなく、飼い主が直接ペットに触れて怪我や異変が起こっていないかを確認できる重要な時間でもあるので、皮膚病予防としても毎日行うようにしましょう。

最終更新日 2025年7月2日 by chaco2