建設会社で働く社員の仕事や顧客となる個人や法人の依頼内容

chaco2 2020年7月31日 0 Comments

国内には建設会社として営業中の会社が多数あり、この業種の全ての括りを合わせると、40万社以上の会社が存在しているという統計が国土交通省から発表されています。
かなりの数になりますが、その中でも大手企業は複数社に限られており、その他はハウスメーカーや工務店など小規模運営の会社が多いことが目立ちます。

1 大手企業の場合は社内にいくつもの部門を設けている
2 手抜きの施工を行ってしまうと社会的信用を全て失う
3 建設会社は各部署において有資格者が多い
4 施主が希望するイメージを優先させることは重要
5 まとめ

大手企業の場合は社内にいくつもの部門を設けている

建設会社は会社の規模により大きく違いは出ていますが、大手企業の場合は社内にいくつもの部門を設けていることが一般的で、それぞれ専門性に特化した仕事を担っています。
技術だけを提供するのではなく営業スタッフを用意している会社も多く、営業職の場合は建築物の建て主となる個人の方や法人、更に地方公共団体や国との折衝を行っており、営業手腕により仕事を受注できることが目立ちます。
看板は有名で大きくても営業スタッフが仕事をしないと勝手に舞い込んでくる仕事量だけでは会社の運営を健全化することができない状態に陥るので、非常に大切な部門として仕事を行っています。
他の部門では地質調査、地盤調査を行う部署があったり、あらゆる建築物に対応する設計士が在籍していることも多く、会社の中枢を担う貴重な人材と考えられるのではないでしょうか。
設計士や技術職により、建設可能な建造物は大きく異なることが目立ち、自社でしか行っていないサービスや施工技術を常に開発していく中で、受注できる仕事を増やせる可能性が高くなります。

手抜きの施工を行ってしまうと社会的信用を全て失う

建設会社は住宅系を建設することが多くの方々が認識をしており、戸建て住宅からアパートやマンション、商業ビルなど大きな物件まで対応することが通例です。
土地改良から建造物の施工など全ての項目において、最先端の技術を駆使して仕事を行うことで社会的な信頼感を得られることも目立ちます。
逆に国内でも一時期話題になったことはあり、大手企業でも手抜きの施工を行ってしまうと、社会的信用を全て失ってしまい、最悪なケースでは会社が倒産する可能性も出てくるので、正しい営業を行っている建設会社は手抜き作業をせずに透明化していることにより、信頼と実績を作り上げることができます。
職種の中には他にも大工工事を専門とした社員や、外装やエクステリアに精通した社員が存在すること、どのような物件でも内装を完璧に仕上げる能力があり、尚且つ常に最新の資材を使い最新の流行に敏感な作業スタッフを配置していることも普通のことです。

建設会社は各部署において有資格者が多い

建設会社は各部署において有資格者が多いことも特徴としてあげられます。
一般的な普通の会社では、営業スタッフや事務員、倉庫管理者やドライバーなど、特殊な資格を必要としないことが多い傾向にありますが、建設業界では電気設備や排水管、給水管を含む水回り関連の有資格者、建築士や施工管理を行える資格、会社によっては宅建の資格を有する社員が多く活躍している特徴があります。
このような資格には筆記だけではなく、技術面も非常に重要視されることが多く、資格の取得後に一定期間以上の就業経験と実際に資格を生かした仕事を行ってきた実績により会社が建設する建造物の完成度に大きく影響がでるという大切なポジションの仕事です。
資格を取っても経験が浅い場合では会社に貢献することは難しいものですが、大きな会社であれば教育制度も充実させているので、先輩社員や上司からのサポートにより徐々に腕を上げていくことも行われています。
実際に仕事の依頼があり、マンションなど大きな物件を建てるような仕事では、会社によってカラーが異なり、コンセプトや付随する機能性、快適性、デザイン性も大きく異なることも特徴的です。

施主が希望するイメージを優先させることは重要

建物のイメージは設計段階で何度も調整を行いながら施主に対して提示するものですが、施主が希望するイメージを優先させることは重要なので、設計前の段階においては社員のコミュニケーション能力も重要になります。
きちんと施主の要望をヒアリングできないようであれば、いくつものパターンの完成予想図を作成してもOKのサインが出ることはありません。
優れた営業スタッフや設計士が在籍していることで初めて施主の要望に応えることができ、設計から完成図の作成までの期間を大幅に短縮することができ、この状態であれば非常に効率の良い仕事を行えます。
施工の技術面では大工作業を含めてプロフェッショナルな方々が担当をするので、自社内で施工を全て行うような仕事の場合はチームワークの良さも必要とされます。
事故を起こさないこともこの業界では必須項目とされており、高所作業での落下の事故は実際に何度も起きてしまっていることも事実です。
事故防止も徹底して行い、足場のプロ会社に依頼をして設置してもらう他、作業をする全てのスタッフの意識改革も行うこと、安全を徹底するために落下事故を未然に防ぐ道具や防具の使用も欠かせません。